小説感想
村上春樹の13作目の作品。例のごとく発売当初、ニュースになるほどの人気だったけれど、まだ読んでいなかったのを思い出し、書店で買って来ました。
ジョジョの奇妙な冒険の大ファンだったので、小説も読んでみようとジョージ・ジョースターを購入してみました。
カブキブ!1 榎田ユウリ 歌舞伎部なんてみたことない みなさんの通っていた、通っている学校に歌舞伎部なんてあるでしょうか?僕は見たことも聞いたことがないです。(もし歌舞伎部があるという方には申し訳ないです。)この本は今現在7冊でており、完結してい…
又吉直樹さんの火花をやっと読みました。 又吉直樹さんの火花は芥川賞を取った時にテレビなどですごく話題になりましたが、その時は興味はあったのですが読みませんでした。私は今どきの作家さんよりも、すでに亡くなってしまっているような古い作家さんの本…
君の膵臓をたべたい 下巻 原作:住野よる 作画:桐原いづみ 読み終わる頃には全てを理解する。 名前の明かされない主人公の【クラスメイト】君と、タイトルの意味、桜良(さくら)の本音。全ての伏線が交差した瞬間に涙が流れました。
異世界コンサル株式会社 作者:ダイスケ 一風変わった異世界立身出世物語 Webサイト「小説家になろう」に連載されている作品の書籍化になります。怪我から冒険者を引退した地球出身の元コンサルタントの立身出世物語です。同サイトで連載されている多くの作…
掟上今日子の備忘録 今日子には今日しかない 西尾維新が執筆した掟上今日子の備忘録がとてもおすすめですっ。西尾維新といえば独特の感性と癖の強い作風、文章でファンの間で有名ですがその中でも比較的、あっさりしたテイストとなっているのがこの作品。し…
優駿 宮本輝 競走馬オラシオンをめぐる軌跡 久しぶりに小説らしい小説を読んだ。話にどんどん引き込まれていく。若者の夢、馬主、競馬に関わる人物を魅力的に描いている。巨大な牧場を経営する者、胡散臭い調教師、騎手や賭け事、いろんなことが重なりあって…
「under the bridge」 堂場瞬一・著 堂場瞬一さんの「over the edge」の続編です。 ニューヨーク市警のエリート警官モーリス・ブラウンと、元警視庁刑事で現在は探偵をしている濱崎が共に事件の真相に迫るストーリーです。前作は東京が舞台でしたが、その後…
「高原のフーダニット」 有栖川有栖 ミステリーの名手、有栖川有栖の初めての中編集です。1冊に三篇入っています。 「オノコロ島ラプソディ」「ミステリ夢十夜」「高原のフーダニット」です。 「オノコロ島ラプソディ」は、ちょっと仕掛けが強引な気がしま…
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』2巻 著者:江口連 イラスト:雅 小説投稿サイト『小説家になろう』出典のライトノベルです。『小説家になろう』でも人気が高い作品の1つで、既に1巻、2巻共に重版が決定、3月よりwebコミック誌『コミックガルド』にてコミ…
真田十勇士 著者:松尾清貴 真田幸村は本当に腰抜けなのか 映画の製作に合わせて出版された小説版です。映画では、「あの真田幸村は腰抜けだった」というのが一つの売りになっていましたが、小説版を見る限りそれぼど腰抜けであったように思えません。世間が…
カブキブ!(5) 榎田ユウリ(えだゆうり) 歌舞伎を部活としてやりたい!という高校生クロを中心に立ち上げたカブキ部のお話、第5巻です。第4巻で入ってきた新入生達の初舞台までが今回の巻で書かれています。 文化祭へ向けて、学校の合宿所にて初めての合宿…
猫を抱いて象と泳ぐ 小川洋子 チェスというボードゲームがあることは前から知っていました。しかし、ルールは全く解らず興味もありませんでした。時々、ニュースで、人間VSコンピューターの対戦、などと流れていても、ふーん…と右から左でした。
スカイ・クロラ、森博嗣、シンプルで複雑な小説 表紙カバーがめちゃくちゃキレイな本というイメージしかなかったのですが、最近、「すべてがFになる」を読んでから森博嗣さんにハマってしまって、ついに手を出しました。表紙と帯広告からの勝手な先入観で、…
「被弾のアリア 24 狂逸の同窓会」赤松中学著、イタリアでの日常編といった感じ 「被弾のアリア」シリーズも24巻となり、もうほとんど「被弾のアリア」ではなくなってきました。つまり、シリーズ当初は主役であったアリアが、このあたりの巻では、もうほ…
アズミ『給食争奪戦』は小学生が愛しい 『給食争奪戦』は小学校を描いた連作短編ライトノベルなんですが、発想が面白くて読ませます。 表題作の『給食争奪戦』はいじめっ子から給食のチョコレートケーキを奪い取る作戦を練る話です。「給食」というありふれ…
R62号の発明・鉛の卵 作者 安部公房 当小説は複数の短い物語が複数収録されているオムニバス形式の本です。その中で特に印象に残っているのが、表題にもなっている『R62号の発明』です。 職を失い、自殺を決意した技術者の主人公が、投身直前に青年に引き止…
「三日間の幸福」 (三秋縋) 読むと価値観が変わる小説。 三日間の幸福という小説は、元は2ちゃんねるで、げんふうけいというユーザーが投稿した「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で」というスレッドでした。2ちゃんねるに投稿されたと聞い…
伊坂幸太郎の残り全部バケーションは人物が魅力的過ぎる 伊坂幸太郎の作品が大好きで、長編も短編も読んでいます。最近残り全部バケーションが文庫化されたので購入し読みました。伊坂幸太郎の作品内では魅力的な登場人物ばかりが出てきて、セリフも心に残る…
幼女戦記 (1) Deus lo vult カルロ・ゼン著 この本は、小説投稿サイトの「Arcadia」で投稿されていた小説を書籍化したものです。ジャンルとしては異世界転生もので、割と優秀なサラリーマンが駅のホームから突き落とされ、その後自称神を名乗る「存在X」によ…
長江俊和の「出版禁止」;衝撃のラストに読み込むうちに真相が分かります。 大物美人女優を妻にもつドキュメンタリー映像作家、熊切ともともと妻の付き人で熊切の秘書をしていた七緒が彼の別荘で心中を図り、その後七緒だけが命を取り留めました。その当時の…
おおかみこどもの雨と雪(細田守) 好きな出演者は、家族四人共です。 主な出演者は、大学生の花(母)・おおかみ男(父)・長女(雨)・長男(雪)の四人です。これは、ヒロインである花とその家族の半生を描いた話です。奨学金制度を利用して国立大学にやっとの思い…
「カフーを待ちわびて」原田マハ 映画のDVDを観て素敵なお話だなと思ったので、小説の方も読んでみました。映画では主人公の明青は玉山鉄二さん、ヒロインの幸はマイコさんが演じていたのですが、小説版ではあまり人物のイメージが合わなくて、別物として読…
毒親育ち(松本耳子)は凄まじい 毒親っていう言葉があるんですね。この本を買うまで知りませんでした。毒親から解放されるためのセミナーまであるようです。なんでも毒親という言葉は新しい言葉ではないようですね。海外でも使われる言葉のようです。親子関係…
紙の月 角田光代 ~人間の欲望が堕落へと変わる~ この小説はサスペンスではないのに、どこかはらはら・ひやひやさせるそんな作品であった。主人公の平凡な日常が、「少しだけ」「今だけ」という甘い気持ちにより大きく人生が狂い始める。最終的には横領事件…
「墓地を見おろす家」の内容についての感想 最近読んだ小説はホラー小説です。タイトルは「墓地を見おろす家」で、作者は小池真理子さんです。 もともとホラーが大好きですが、小説は推理小説が好きです。でも、今回初めてホラー小説というものを読んでみま…
すいか1巻(木皿泉)必ず誰かに感情移入できるはず 木皿泉(きざらいずみ)のドラマが好きなので購入しました。こちらは普通の小説ではなく脚本を本にしたものです。こちらの作品は、四人の女性を中心にしており、それぞれが四者四様の生き方をし、それぞれ…
世界から猫が消えたなら(川村元気 カワムラ ゲンキ) 来年2015年に、佐藤健さん主演で実写映画化される作品です。 猫が大好きな私は、タイトルに引かれ本を買いました。 読み始めて直ぐに、このお話の主人公に衝撃を受けました。 8ページで既に主人公…
ディズニーサービスの神様が教えてくれたこと ディズニーサービスの神様が教えてくれたことを読ませていただきました。 あまり長い本ではないことと、1~4話に分かれているということで、大変読みやすかったです。 私は、接客業に勤めているものですので、自…