読書感想
「走れメロス(太宰治著)」、読み返すと少し自分勝手かも。 私が小学生時代に読み、読書感想文の題材にした著書「走れメロス(太宰治著)」をご紹介します。 本書は教科書にも多く掲載されており、誰しもが一度は読んだことがあるのではないでしょうか。 読…
烏は単は似合わない、阿部智里が送る和風ファンタジー 当時、現役の女子大生が書いた和風ファンタジーです。 時代は平安時代をモチーフにされており、時代設定も面白いです。 若宮の妻の座を狙って登場する数々の登場人物たちの心理描写が上手に書かれていま…
ヤクザより悪い男たち 古市満朝著 あの大相撲問題のことが激白された この本は宝島社というよくスキャンダルなど事件を取り上げた本を沢山出している出版社からの本で、元大相撲の古市さんという方の本です。簡単なプロフィールはあの花の63会(貴乃花、若…
茅田砂胡 全仕事1993-2013、茅田砂胡著 新書版で厚さが5cm位の分厚い本です。タイトル通り、茅田砂胡先生の主な著書のクロスオーバー(他の作品同士が混ざり合っている)番外編が4編と、豪華挿絵のイラストレーターさん達のコミック、インタビューなどが全…
『居酒屋礼讃』(森下賢一):居酒屋はこんなにも魅力的 いまや居酒屋というと、即座に居酒屋チェーン店を思い浮かべるような時代になってしまいました。繁華街を見てもどこもチェーン店ばかりで、個人で居酒屋をやっているお店は絶滅寸前なのではないかと思…
破壊する創造者 ~ウイルスがヒトを進化させた~ フランク ライアン 私がこの本を手に取ったきっかけは、上橋菜穂子さんの小説「鹿の王」のあとがきを読んでいて、その中にこの本が「鹿の王」誕生のきっかけになったと書いてあり、興味を持ったからです。
がんばらない成長論:心屋人之助 自分らしく、楽しく生きてみよう このタイトルが気になり購入。 一般的に世の中の常識として、頑張った人が成長し、成功していくというのが定説のように思います。 ただ、私もかなり破天荒な人生を生きてきた一人なので(自…
エズラ・F.ヴォーゲル・橋爪 大三郎『鄧小平』 (講談社現代新書)。大専門家が中国史を平易に語る 鄧小平と言えば、現代の中国の基礎を作った人です。3度も失脚したにも関わらず、文化大革命の後で中国の最高実力者にのぼりつめました。改革開放によって中…