寄稿を頂きました。
ロックンロール・ベースボール
「ロックンロール・ベースボール」は誰も語ることがないし、語られたとしても「クソみたいなマンガ」のひと言でおわってしまっている。
確かに画力も内容もヒドいものだった。連載も11話で打ち切りで、単行本も出版されていない。
当時(1978年)の少年マンガは、今のような他種目分散型ではなく、男の子は野球オンリーみたいな世間の風潮よろしく、野球マンガ全盛でした。
1978年の少年ジャンプだけを見ても、「さわやか万太郎」「悪たれ巨人」「すすめパイレーツ」「プレイボール」「1・2のアッホ!!」「ロックンロール・ベースボール」の6作品が野球を題材にしている。
個人的には「ロックンロール・ベースボール」の連載決定には、「プレイボール」の終了が理由の一つではないかと睨んでいます。
つまり、運が良かったのではないか、と。
そんな、たった11回の連載で、良いところも見つけられないようなマンガですが、私の心にはしっかりと残っているんです。
何がどうとは説明できませんが、もしも今「ロックンロール・ベースボール」の単行本が復刻したならば、迷わず予約して購入します。
それがなぜなのかは、自分でも分かりませんが・・・