」で便利でお安く。寄稿頂きました。
ILLEGAL RARE-イリーガル・レア#4（椎橋寛）週刊少年ジャンプ14号 感想・ネタばれ注意
主人公アクセルが住んでいる場所[ここが希少種（レア）保護施設なんですね]が4話目にして出てきました。注目すべきは、レアの人達がわらわらと出てくるところですね。ああ、『ぬらりひょんの孫』でも見たような風景がまた出てきた！と思いました。
この作者はこういう魑魅魍魎が宴をひらいている光景が好きなのだと思います。今作だと洋風な酒場という感じで、これも面白いと思います。心配なのは、やはり凝った設定であるがゆえに、読者についてきてもらえるか、という点です。『ぬらりひょんの孫』はまだ主人公が昼間は普通に学校に行っていたので、共感しやすい要素があった。しかし、今作は主人公はただでさえキザで、ブラックヴァンパイアという（設定的に）レアな人。せりふ回しも妙に凝っている。世界観も結構凝っているがゆえに、とくに途中から読む人にとって分かりにくいのでは、と心配になります。だから今回の話も、案内役があの殺人課の普通のカワサキ兄さん（どこにでもいそう）だったのだと思います。今後の彼の案内ぶりに期待します。
