魔人探偵脳噛ネウロ最終回 謎はいつでも二人の目の前に...
一言で表すならばネウロの最後の終わりは
【謎の終わり】
これこそ作者の狙いだと、私は思います。
謎で始まり謎で終わる。これが【魔人探偵脳噛ネウロ(まじんたんていのうがみねうろ)】の【柱】なのです。
【犯罪者ワンダーランド】と称されてますが人の中にこそ必ずしもある何かの【ワンダーランド】がありそこを刺激するキャラクターが居て、保守するキャラクターも居て、そして、その心理を上手く表してくれる主人公【桂木 弥子】はいるのです。
ネウロが居て、弥子がいて、そして周りのキャラクターが居て初めて魔人探偵脳噛ネウロは成り立ちます。
何気ない日常に悩むキャラクター達を弥子自らが寄り添って【否定】ではなく【一緒に考える】行動をしてくれる事によって弥子もキャラクターも最後に向かって【成長】をしていくのです。
成長は何も身体の成長ではなく【心の成長】。
初期では悩んでいたキャラクター達は弥子と一緒に考え【寂しさ】【怒り】【孤独】等を乗り越え立派に成長されていく様が描かれています。
それと同時に、脳髄に浸食されていたワンダーランドの【モノ】をネウロが喰らっていた訳ですが、ネウロも他キャラクターと同時に弥子と成長を供にしていたと思います。
それはネウロにとっても人間界の地に立ってとても貴重たるモノであることは明白。
弥子いなければ最後のネウロ無し。という説明が出来ます。
ネウロなければ最後の弥子も無し。という説明も出来ます。
謎はいつでもネウロと弥子が追っているでしょう。