ジャンプ部屋ブログ

1994年頃から捨ててないジャンプで何かをしたいです。

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BASARA/ネタバレ注意!最終回感想&あらすじ・設定だけを見ると、ありがちな物語の少女漫画じゃないかと…。


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老若男女、誰が読んでも感動しないはずがない「BASARA」

あらすじや設定だけを見ると、ありがちな物語の少女漫画じゃないかと思ってしまう人が多そうな漫画ですが、最終話にいくまでの間にも、幾度となく涙無しには読めない漫画の一つです。

最終話で、更紗と朱理が、すべてのしがらみから自分を解き放ち大勢の味方からの悪意に晒される中、二人を守るために取り囲む直近の仲間たち…もうそれだけで、かなりありがちなラストシーンですが、それでも涙無くして読めないのは、それまでの苦労や冒険を共に歩んできた気持ちそのものだから。最後の最後まで、心が震えっぱなしです。
登場人物一人ひとりのキャラクター設定や背景がしっかりしてあることで、長編にも関わらずそれぞれの人物とその人生に入り込んで読むことができます。さまざまな立場があるからこその完璧なハッピーエンドにはならず、ハッピーエンドであるはずの主人公たちもまたそれぞれの責任や重荷を背負って未来へ歩んでいく、というところもきちんと描かれており、結果、読者はその後の彼らの人生も気になってしまう。そして、待ってましたとばかりに発行される最終話以降の物語や外伝の数々…。最終話を読んで、一息ついてもまだ楽しませ、感動をくれる「BASARA」は、誰が読んでも名作と感じること間違いなしです。