ジャンプ部屋ブログ

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少女革命ウテナ/最終回感想&あらすじネタバレ注意!自身の理想をアンシーに重ね、救うことで自分を救った…。 #懐かしのアニメ


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少女革命ウテナ、ウテナとアンシーの手が離れる瞬間

私が少女革命ウテナを初めて見たのは中学3年生。女性同士の友達以上の関係に、ドキドキしながら見ていたのを覚えています。
男勝りなウテナと、「薔薇の花嫁」の務めを全うする姫宮アンシー。最終回に近づくにつれて女性としての喜びを見出していくウテナの姿は、中学生の私にとって魅力的でした。
しかし最終回で、彼女は女性であることを選択せずにアンシーを救うという「王子様」であり続けました。当初の私には理解できなかった彼女の決意を今なら少し理解することができます。

ウテナは自身の理想をアンシーに重ね、救うことで自分を救ったのではと私は考えています。ずっと誰かに守られることなく自立し続けたウテナは、誰かに守られることでしか存在意義を見出せないアンシーに「孤独」であるという共通点を見つけた。そしてだんだんとその共通点から自分を重ねはじめ、アンシーを救いたいと思うようになった…。
彼女のアンシーへの執着は、友達以上のものでありましたが、恋人の其れではなかったと思います。そこにはもっと深い「エゴ」があったのでしょう。
最後の彼女たちの手が触れ合わないシーンは、彼女の長年叶えたかった「救われたい」という願いがかなったことで全ての役目を終えたことを暗示しているのではないでしょうか。そしてアンシーは最後、一人で歩き出すことを決意します。彼女の歩き出すその姿は、ウテナが全てを投げうって叶えた願いを背負っている意志の強さを感ぜざるを得ません。
彼女たちの姿は、偽りのない純粋な愛の形なのです。