「動物のお医者さん」のハムテルこと西根公輝
「動物のお医者さん」に、中学校時代にはまって、獣医を目指した1人です。
とにかく漫画として面白く、出てくる動物がなんとも言えず愛らしい。
主人公の西根公輝はハムテルの愛称の方がしっくりくる感じがします。
淡々としているようで、動物への愛情は人一倍。
愛犬、チョビとの名コンビに笑わされ、時折、しんみりさせられたり。
漆原教授や菱沼さん、祖母など、キャラが立った脇役達に、振り回されつつも、マイペースで獣医の夢を追うハムテルの姿に、自分も獣医への憧れを抱きました。
物語の最後にはネズミが苦手な同級生、二階堂と共に動物病院を開業することになるのですが、実際にこの病院で、ペットを診てもらえたらいいのに、と思ったのを覚えています。
ほのぼのとしたペースで物語は進むのですが、随所にリアリティを感じ、筆者の取材力が垣間見えます。
引っ越しの際、自分で持っていた漫画をほとんど処分したのですが、「動物のお医者さん」は引越し先にも持って来ました。
結局、獣医の夢は叶いませんでしたが、見返すたびに、ハムテル達の奮闘ぶりに昔の自分を思い出します。