感想
謎を食料にしている魔人、脳噛ネウロとそれに巻き込まれる女子高生、桂木弥子の2人が挑むミステリー漫画です。でも1巻では「推理物の皮をかぶった単純娯楽漫画」と描かれていたのでミステリーではないのかもしれません。解決していく難事件は気色の悪い、胸がむかむかするようなものが多く、そのほとんどが殺人事件であることから耐性のないひとは相当気分が悪くなると思います。
電人HALなど様々な奇怪な事件を解決していくのですが、よくあんなに難しいことを考えていられるなと思います。信じられないぐらい不気味でぞっとする絵も出てきますし。絶対悪の「シックス」と呼ばれる存在との対決によってかなり疲弊していたネウロですがどうやら無事のようでなによりです。ただの食事の為に人生をめちゃくちゃに荒れているのではとなぜかこっちがはらはらしますが、1巻では彼女の親を殺された犯人を見つけたことでちょっとした恩があるのかなと思います。それにしても魔界777つ道具のイビルシリーズは出てくるたびに面白くて、ドラえもんみたいで楽しく読めました。なかでもイビルキャンセラーという体が透明になる道具はちょっと欲しいなと思いました。でもびしょびしょにならないといけないのはちょっと不便ですが。結末はきちんとした感じで終わっていたのでなかなか面白い作品だったなあと思います。