感想
主人公はひたむきで純粋、根性のある努力家の井口健太。主人公の通う坂見台高校の男子バレー部はとても弱小で、バレーに情熱を注ぐ主人公は天才アタッカーの前田隆彦とともにこの学校を引っ張っていき、他校との激戦を繰り広げるというスポーツ漫画です。
主人公のレシーブ能力は計り知れず、才能があるのですが、総合的には能力も体格も平凡で他の漫画とはちがっているようです。頭一つ分ずば抜けた主人公の情熱と根性のせいなのかキャプテンの座をわがものにします。前田が攻撃で、主人公が守備、というか完全なサポート役なので本当に他のすポーツものとは違うなという印象を受けます。
あまり好きではない、というかこのシーン嫌だなと思ったのが、怪我や体調不良があるのに我慢して、あるいは根性や熱意などというもので無理に奮い立たせるところがなんとも言えず嫌だと思いました。完全に文化系の部活だった私から見るとなんでこのくらいの年の子たちがここまで神経をすり減らしてまでスポーツに打ち込まなくてはいけないのかなと思ってしまいます。
これからの人生、歯を食いしばってまで辛く苦しいことなんか選択一つでいくらでもあるのになぜいまこの一番楽しい青春時代をそんなに苦しい思いをして過ごすのかなと感じました。「人生楽ありゃ苦もあるさ」とよく言われますが、苦労なんてしないで生きていった方が楽に決まっていると私は思います。