ジャンプ部屋ブログ

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プライベート・プリンス全5巻(円城寺マキ)感想&あらすじ・大学院生の桜川都は実家が老舗旅館で、女将である母にいずれは…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

大学院生の桜川都は実家が老舗旅館で、女将である母にいずれは旅館を継いでほしと期待されていました。しかし学者になることが夢の彼女は家出同然でアパートにひとりで住んでいました。ある日、彼女の通う大学にエストリア王国のウィルフレッド留学してきます。

大学中の女の子を虜にしてしまったウィルフレッドは、自分に一切の興味を示さない都に逆に興味を持ち、「自分を好きになったら都の欲しい情報を提供する」と持ちかけます。いろいろ突っ込みたいところはありますが、まず恋愛漫画なのにそれほど年齢が若くない主人公は珍しいなと思います。

まあ、このヒロインと同い年なのですが。もっと20歳とかそこらの子と恋に落ちるのが王子様という役職をもった男の子の出てくるラブロマンス漫画の鉄板だと思い込んでいたので驚きでした。

この、主人公のほしい情報というのが、かつてウィルフレッドの母国で、エストリアの王族に見染められて嫁いでいった日本人女性に関する資料なのですが、そもそもこの主人公の研究テーマが「近代女性史」だからというのでまったくこじつけ感がないのがすごいと思いました。ただ別に彼を通さなくてもある程度は研究できると思うのですが、どうしてもそういうのがいいのならしょうがないかなと思います。