山賊の娘ローニャ 第16話 「はてしない争い (後編)」
何かと気の重い回だとはわかっていたけど、本当にその通り‥。
マッティスはビルクを捕らえたことでボルカ山賊を城から追い出す交渉を有利に進める。夏が終わるまでに新しい住処を見つけるというボルカに、約束を守ったら息子を返すというマッティス。その時ローニャが両者を隔てている城の裂け目を飛んだ!
自らボルカに捕らわれたローニャの行動に形勢は逆転。しかしマッティスはお前の息子は返すが、自分には子供はいないから返さなくてもいいと言って長老の部屋へ閉じこもる‥。子供達はそれぞれの親のところへ戻るのだが、親に肩を抱かれたりせず、それぞれの思いをかかえて親が見守る中ひとりで帰っていく。マッティスにとってはローニャの行動は裏切りだけど、「子供はいない」とまで言ってしまうのにはびっくり。それを聞いたローニャも悲しそうな顔で、ビルクのことといい、父親の言葉といい、相当に傷ついているだろう。マッティスの傷つき方も激しそうだけど、ローニャの母親の言う通りつくづくお腹が空いたらでてくるのかな‥?
このことがあってビルクの両親とローニャの母親は子供達の間に交流があったことを知った。これまで別々だった大人の世界と子供達の世界が交わったことで、仇同士の山賊の関係も変化していくのだろうか。山賊同士仲良くってわけにもいかない気はするけど、子供達の仲良くしたいって気持ちはうまくいってほしい。
次回は「ふたりの引っこし」らしい。それぞれ家出してくるか?