本のタイトル:アカギ 第33巻 著者:福本伸行 一言感想:オーラスに新展開?
このアカギは麻雀漫画です。この第33巻ではオーラスを迎えた鷲巣麻雀で、国士無双の和了牌すべてを失った鷲巣が白を重ねるところから始まります。対戦相手のアカギはこの時すでにソーズの清一色をテンパイ。しかし、ツモることはできずに再び鷲巣のツモ。ここで鷲巣は今度は發を重ねて対子にします。これで鷲巣は事実上3面子を手にすることになります。
というのもこの鷲巣麻雀は互いにコンビ打ちを認めておりこの時鷲巣の部下鈴木は中、白、發を枚ずつ持っていたのでこの鈴木のアシストで鷲巣は3副露までは確定というわけです。この時鈴木は東、南、西を1枚ずつ持っていて、国士崩れの鷲巣も東、南、西を1枚ずつ持っていたので鷲巣が次のツモでこれらの内どれかを重ねて対子にすれば鷲巣は和了をとれる状況になるというわけです。ここからアカギは和了を取ることはできないのですが1ソを暗槓してドラ表示牌で西、ツモ牌で南をツモります。さらにアカギの仲間の安岡も東をツモり、鷲巣の和了の可能性を潰していきます。鷲巣に残された和了への道はあと東1枚となります。ここでアカギは安岡の捨て牌2ソをポン。これでツモは再び安岡の番となったところでこの33巻は終了します。この鷲巣というのはここまでの戦いでものすごい豪運を見せており、その豪運の鷲巣に対してアカギが必死にその豪運を阻もうとするのがこの33巻の一番の見どころだと言えると思います。