ジャンプ部屋ブログ

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感想・書評『図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編 4巻/弓きいろ』ネタバレ注意「最終章『シアワセになりましょう』がまるっと収録」(レビュー)。 #読書


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図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編 4巻/弓きいろ(著),有川浩(企画・原案):原作・別冊Ⅰ終了

有川浩さん原作『図書館戦争』シリーズの漫画版『図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編』の最新刊・4巻の感想です。
原作『別冊 図書館戦争Ⅰ』の最終章『シアワセになりましょう』がまるっと収録された今回は、主人公の郁ちゃん(笠原郁)と上司で恋人の堂上教官(堂上篤)の初めての喧嘩(気持ちのすれ違い)がテーマです。

二人で部屋を借りたいという郁ちゃんの提案を、「バカバカしい」と一蹴した堂上教官。言葉の裏に隠された真意には気づかずに、言葉通りにとってしまった郁ちゃん…二人はすれ違ってしまいます。
すれ違い中は、どちらサイドも切なくてたまらないのですが、今回はとくに郁ちゃんが意固地になっているかんじなので、堂上教官が気の毒でした。ただ、自分のミスを認めた上で郁ちゃんの機嫌が直るのをただ待っているというのは、堂上教官らしくて好きです。
わりと長い間ぎくしゃくしていた二人ですが、ようやく和解へとつながるデートへ行くことになります。ここで、堂上教官の真意が本人の口から語らるわけですが、すれ違いがまさかプロポーズへと発展するとは…これには驚きました! 堂上教官の「部屋を借りるお金があるなら、婚約指輪が買える」というどこか変則な言い方がとても「らしくて」ニヤけてしまいました。しかし、直球じゃないと伝わらないのが郁ちゃん! この後、ど直球にプロポーズする堂上教官も素敵です。
後半までは切ない展開だった4巻でしたが、最後はこれまで以上に甘い二人が見られてよかったです。これで原作・別冊Ⅰのお話が終わったわけですが、今回はもう1話、プロポーズ後の結婚式準備期間のエピソードも収録されています。プロポーズに加え、すれ違いを乗り越えた甘々な二人の様子を見ることができ、大満足な4巻でした!