ジャンプ部屋ブログ

1994年頃から捨ててないジャンプで何かをしたいです。

スポンサーリンク

語り手の徳永の先輩芸人の神谷はお笑いに対して哲学的に物を考える傾向があるんだろうなあと…感想・書評『又吉直樹さんの火花をやっと読みました』ネタバレ注意(レビュー)。 #読書


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

又吉直樹さんの火花をやっと読みました。

又吉直樹さんの火花は芥川賞を取った時にテレビなどですごく話題になりましたが、その時は興味はあったのですが読みませんでした。私は今どきの作家さんよりも、すでに亡くなってしまっているような古い作家さんの本が好きなのと、ハードカバーの本は高いからです。

図書館で借りようとも思ったのですが、順番待ちがすごかったので、あきらめました。それが最近火花の文庫本が出たのでやっと買って読む事ができました。実は先にテレビでドラマを観ていたのです。それがなかなか好きだったので、よけいに本を読んでみたくなったのです。それとドラマではわからない、又吉さんはどんな文章を書くのかな?という所にもすごく興味がありました。さすがに、文学大好きな方だけあって、かなりの技術を屈指されてるなあと感じました。最初は少しそれが鼻についたのですが、少し読み進めたらすぐに慣れて気にならなくなりました。文学は読んでいて暗い気分にさせられてしまう事もありますが、火花はそんな事にはなりませんでした。いい意味で、普段考えないような部分について頭を使うという経験を久しぶりにしました。語り手の徳永の先輩芸人の神谷はお笑いに対して哲学的に物を考える傾向があるんだろうなあと思いました。今まで読んだ本とは違って変わった角度から物を見て考える感じで楽しかったです。久しぶりに頭を使ったという感じがしました。