」で便利でお安く。夫婦が一時帰宅した今月十五日、記者も同行した。防護服姿の大沼さんはまず、標語にレッドカードを突き付け「退場」と叫んだ。その後、看板の手前で持参した画用紙を高く掲げた。すると、そこに書かれた「破滅」の二文字が「明るい」に重なり新しい標語が読み取れた。「原子力破滅未来のエネルギー」。二十六年目の訂正の瞬間だった。
大沼さんは「原発事故で故郷を奪われることが二度とあってはならない。日本に原発はいらない」と話した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012071890071406.html
生きて帰ってこられて、そして、『訂正』されて良かったと思う。
思えば、震災が起こる前は、ＴＶＣＭでガンガン「原発がクリーンエネルギー！」とかやっていた訳で、それを訂正しないといけない人は、結構、いるのじゃないか？と思った。
テレビ局も、芸能人も、「仕事」でやっている訳だから、ＣＭで言っていることと「本心」は違うだろうし、多分、震災前の問題意識って、そんなモノだと思う。私もそうだった。
安全に運用されている間はクリーンとして（廃棄物の問題は？）、事故が起きたら、クリーンじゃない…というのは、「クリーン」なのだろうか。そう考えると、ダムが決壊すれば、水力発電だって、クリーンではない訳だが…。
そんなことを思った。私は、「原発」に関して、標語を考えたり、ポスターを書いたことはなかったけど…その時、信じていたことが、覆ってしまうのは、やはり、ツライと思う。
はてブコメントには、若干のディスがあるけど、いや、そこには、触れまい。
