▼記事の尻馬に乗った翌日の小欄も、当然訂正しなければならない。各区役所は、抗議の電話の応対に追われたという。24時間体制で防災活動に当たる担当者をはじめ、ご迷惑をかけたすべての関係者に深くおわびする。
▼記者生活ウン十年、これまでも数多くのミスを重ねてきた。ミスの最大の原因は「思い込み」だ。今回の場合、迷彩服姿の自衛隊員が行う訓練に対して、一部に批判的なムードがあるのは事実だから、区役所の非協力もあり得ると、納得してしまった。
【産経抄】7月26日 - MSN産経ニュース
なんだこりゃ。『▼』もなんか、ふざけて見えるレベル。
結局のところ、元記事がどのような思考を経て、どのような根拠で書かれたのか、全く説明がされてないのだけど、全てが「思いこみ」に集約されているのだろうか。
分からないから、想像になってしまうけど、自衛隊の訓練内容の一部を区役所が協力しなかった…という事実だけを知って、「迷彩服姿を見せたくない」とか、「市民団体がシュプレヒコールをした」とか、「自衛隊を区役所に入れると共産党が起こる、と区役所の某人が言った」とか、書いたのだろうか。「思い込み」が「当たる」ことなんて、あるのだろうか。
結局、どこまでが取材をして、どこからが「思い込み」なのか、分からない。区役所と自衛隊を巻き込んだ時点で、社会問題だと思うのだが。
色々と思う部分はあるけど、ちょっと偉そうなのが、勘に触った。なんというか、とても、酷い。新聞記者って、世の中から「偉い」と思われる仕事だと思っていたのだけど。
だめだこりゃ。