ジャンプ部屋ブログ

1994年頃から捨ててないジャンプで何かをしたいです。

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ジョジョの奇妙な冒険/感想&あらすじ・特に好きな部は第4部「ダイヤモンドは砕けない」だ…ネタバレ注意。


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寄稿を頂きました。

ジョジョの奇妙な冒険

連載25年以上たったこの作品が、週刊少年ジャンプで連載開始された頃、わたしは物心がつくかつかないか頃のことだった。数年たって、上の兄弟がジャンプを読んでいたため、ジャンプはよく読むようになっていたが、ジョジョはまだ手を出していなかった。本格的に「ジョジョの奇妙な冒険」を読み始めたのは、大学生の頃だったと思う。しかも、ジャンプ本誌ではなく、友人に進められて借りた単行本で。
現在8部「ジョジョリオン」まで刊行されているが、私が特に好きな部は第4部「ダイヤモンドは砕けない」だ。この部の主人公である東方仗助は、2部の主人公であるジョセフ・ジョースターの愛人に生ませた実の息子で、ジョセフの孫である3部主人公・空条承太郞の血縁上は叔父に当たる高校生だ。

仗助はさすがジョセフの息子というべきか、少しおちゃらけた部分がありそれもまた魅力的である。
また、4部は脇を彩る役者たちがまたよい。仗助の同級生で友人である康一君に億泰、漫画家である岸部露伴に、物語のキーを握る幽霊少女の玲美お姉ちゃん。それぞれが個性があり、一見するとバラバラに見える彼らだが、いざという時それぞれの役割をきちんと果たす。無言の信頼関係が見て取れるのだ。
そして、何より4部の魅力といえば最大の敵である吉良吉影という男だろう。彼はほかのジョジョシリーズの敵と違って、ささやかな願いのために人を殺す。たいそうな理由のための殺人が許される訳ではないが、その「静かに暮らしたい」というだけのために行われる残忍な行為は、ほかの部にはない、そこはかとなく恐怖がこみ上げてくるもので、とてもスリリングな話だった。