- 藤巻忠俊
一言感想
強すぎるが故の苦悩
面白いところ。
火神が黒子に問いかける形で話された青峰との「過去」。それは突き抜けすぎた人だけが繊細に感じる苦悩だった。「キセキの世代」の中でも一番早く才能を開花させたのは緑間でも黄瀬でもなく青峰だった。飛び抜けた才能は本人の欲求と共に試合毎大きくなっていくが、それがやがて誰にも解らぬ領域での苦悩となってしまう。
好きなところ。
決して楽しい場面ではないのですが興味深い内容でしたね。なぜ今の青峰はあんなにも自分としか向き合わなくなってしまったのか?その過程が今回初めてはっきり描かれました。突き抜けた天才が行き着いてしまった世界は虚無。青峰の諦めにも似た感情を前に黒子はもう何も言えない・・・
好きなキャラ。
桐皇学園・青峰大輝・・・現在と全く表情が違うし!一番多感な時期に色んなものに対して見限ってしまって・・・気の毒な感じがある意味しますね。
好きなエピソード。
この回を読んで黒子や黄瀬や桃井が火神の事を「昔の青峰に似ている」と感じている意味がよく解りました。ただただバスケが好きで素直、自分より強い奴(若しくは同じ位のレベル)と戦う事にワクワクする。とか、確かに今までの火神の言動を見たり聞いたりしていると同じ要素がありますもんね。それと同時に黄瀬が危惧している「危険性」というのも強く感じます・・・
おすすめ。
黒子は「あの頃の青峰」に戻って欲しいと心底願っていて、だから以前お好み焼き屋で「あの人のバスケは・・・好きじゃないです」という言葉に繋がっていたんですね。2人のエピソードは主人公級に描かれていきますので注目です!
その他。
帝光中学3年時の全中での「ある出来事」とはなんでしょうね・・・