- 原作/小野不由美 漫画/いなだ詩穂
一言感想
学校中で起こる奇妙な事件、形を現した霊の登場に慄きます。
面白いところ。
SPR(渋谷サイキックリサーチ)に、湯浅高校から学校内でおかしなことが起こると何件も依頼が入り、麻衣たちは調査に出るになる。
聞き取りを始めすぐに、座ると呪われる席、宿直室をノックする手、こっくりさんで狐に憑かれるなど、学校はおかしい現象が溢れていることが判明。
そんな中、以前「カサイ・パニック」なる事件を起こした、スプーン曲げの超能力を持つ少女・笠井に疑いの目が向き始めます。
学校内で確かにたくさんの現象が起きているのに、優秀な霊能力者の真子はこの学校には霊はいないと言い切るのですが、その後、麻衣たちにも霊の手が伸び始め…。
それまでは、この学校内で何かが起きているという感じだったのですが、とうとう麻衣とナルの元に霊が現れた時はただ怖い!という感じでした。
笠井さんとの関わりで、ナルがスプーンを曲げたり笠井さんがスプーンをくっつけたり、超能力といっても種類があって~などのお話も満載です。
個人的には、不思議現象や超能力にワクワク感を掻き立てられるので、このお話は興奮ものです。
作品に関する思い出。
超能力といえば、スプーン曲げがポピュラーで、今はそういうテレビも減りましたけど、わたしが中高生のときにはよくスプーン曲げや透視など、テレビで超能力特集もあったりしたので、身近に感じて読んでいました。