ジャンプ部屋ブログ

1994年頃から捨ててないジャンプで何かをしたいです。

スポンサーリンク

ガンバの冒険/最終回感想&あらすじネタバレ注意!ラストシーン、ネズミたちが海を渡りイタチの追手から逃れ一息ついた刹那…。 #懐かしのアニメ


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

世代を超えて見るべき名作。勇者よしっぽをたてろ!「ガンバの冒険」

何の力もない主人公が到底敵わない敵に挑み勝利する。ゲームや少年漫画の王道中の王道パターンですね。
人間なら剣や銃やはたまた魔法といった自分の能力を補うアイテムを手にいれてラスボスに挑むわけですが、このアニメのなんといっても凄いところは「主人公がネズミ」ということでしょう。

ネズミでは剣も握れなければ銃も使えない。アニメらしく洋服は着ていますが舞台は現代日本なのでもちろん魔法のアイテムなども存在しないのです。そんなネズミたちが挑むのは自分たちの何倍もの体格があるイタチの軍団。突然現れた白いイタチ「ノロイ」の狡猾な頭脳により群れることのなかったイタチたちは徒党を組み島に住むネズミたちを殲滅せんと襲い掛かってきます。
さてネズミたちはどうやってこのイタチに勝利するのでしょうか?
ネズミたちは子供が好きそうな愛らしいデザインをされているのですが、このアニメの見どころは小林七郎氏による写実的な背景美術と恐ろしくも美しいイタチ「ノロイ」の描写です。
この「ノロイ」、ただのイタチのはずなのにそこらのアニメのモンスターよりリアリティ満載で全然怖い。夜の海に白銀の毛並みが煌めきその真紅の瞳が瞬くたび、ネズミとお茶の間の視聴者はそのあまりの美しさと冷酷さにすくみあがったことでしょう。
最終回ですらその圧倒感は途切れることなく、最後の最後まで「本当にノロイにネズミたちは勝利できるのだろうか?」と手に汗握る熱い戦いが繰り広げられます。
ラストシーン、ネズミたちが海を渡りイタチの追手から逃れ一息ついた刹那、朝焼けをバックに海から飛び出てくるノロイの姿には当時小学生だった私も思わず息をのみ「ああ、だめだったんだ…」と落胆しました。主人公・ガンバと仲間たちが最後の力を振り絞り向かってくるノロイにかみつき打ち倒すシーンはデジタルに移行したアニメを見ている視聴者世代にもぜひ見てほしいシーンです。