ハルシオン･ランチ全2巻（沙村広明）感想＆あらすじ・人生に負け、ホームレス生活をする40歳の主人公化野元…ネタバレ注意。 #マンガ

感想

人生に負け、ホームレス生活をする40歳の主人公化野元。ある日空腹をしのぐために河原で釣りをしていると突然美しい少女が現れ、つり上げた魚とカニを食べられてしまいます。不意に後ろを振り向くと、台車に乗せていた自分の家財道具やそのほかの私物が無くなってしまっていることに気がつきます。なんと彼女はどんなものでももっている箸で5ミリメートル四方に圧縮し、際限なく何でも食べてしまうのです。

彼女はヒヨスという名前で、地球外生命体が地球にあるものを収集するために作ったデバイス人形だったのです。ここまでがあらすじですが、とにかくヒヨスちゃんがカワイイです。実際にこういう女の子がいそうなくらい綺麗でカワイイと思います。食べっぷりがすごく、基本的になんでもふっと眼を離したすきに口に放り込んで飲みこんでしまいます。廃棄予定の家電や、人間をもまとめて食べてしまうので味わっている感じはないのですが、大きく口を開けて箸を口に運ぶ動作はなぜか食欲をそそります。食べているのがイヌだとしても...。こういう発想はありませんでしたが、読んでみるとかなりハマります。食いしん坊の女の子ってやっぱりカワイイです。サプリメントのCMでもありましたが、ぱくついてる様をみるのはなんだかカワイイです。この、デバイス人形と呼ばれる少女たちはみんなチャイナドレスのような衣装をきているのですがよく似合っていて素敵です。