感想(アフタヌーン)
主人公はイサキという、食品加工会社で働きながら、名機「パイパー・スーパーカブ」という飛行機に乗る少年。世界感がとっても不思議で、実際にあるような街や景色が登場するのですが、広さが尋常ではなく、実在する私たちの暮らす世界より何倍も広大な面積を持っているために、隣の町にお豆腐を買いに行くにも飛行機を乗らなくてはならないというくらいのもの。
他の登場人物として、シロさんという女性がいます。目の細い、どこか母性に満ちているような風貌で、主人公の乗るパイパー・スーパーカブの持ち主です。それとカジカというシロさんの妹も登場し、彼女の方は主人公よりも4つ年下の為にどこか兄と妹といった雰囲気があります。ここまで出てきた名前を見ると、魚関係なのかなと思ってしまいますが、昨今の2次元作品中での女性主人公で「カジカ」という名前の多さに驚きます。
いかにも魚っぽくて女の子の名前としていいのかなと思ってしまいますが、響きはとてもかわいらしいです。割と序盤の方でお豆腐のお使いから帰ってきた2人と、満月をみながら鍋物と熱燗らしきものを飲んでいるシロさんの姿が描かれているので、もしかしたら彼女は相当な酒好きなのかもしれません。今妊娠していて、向こう何年かは禁酒状態なので自由にお酒を飲めるのは羨ましいです。