一言感想
エドとアルそしてウィンリィの覚悟と強さ、原点が見える巻。
面白いところ。
錬金術の師匠に会いに行く途中、ウィンリィの強い要望で機械鎧の聖地ラッシュバレーに立ち寄ります。そこで出会った義足のスリの少女と一悶着起こしたりします。その少女に義足の機械鎧を付けた人も町の職人さんも機械鎧マニアでウィンリィが水を得た魚のように輝いてるのが面白いです。
好きなところ。
弟子にしてもらおうと留まっていた機械鎧の職人さんの家で出産に立ち会ったり、スリをしていた義足の少女に恩返しの意味を解いたり、生きていく事の覚悟と強さが見えるシーンが多いです。ウィンリィの良い所がたくさん出てたのも好きでした。
好きなキャラ。
後半に登場するエド達の錬金術の先生、イズミ・カーティス。体があまり強くなく国家錬金術師ではありませんが、錬金術も体術もエド達より上で、かなり豪快で口より先に手がでる男前な性格です。エドと同じく錬成陣なしで錬金術が使えます。その先生が、死んだネコを連れてきておもちゃと同じ様に直してほしいと言った女の子に死んだ事を教えているシーンは印象的でした。
好きなエピソード。
ラッシュバレーにてウィンリィはエドの銀時計の中身を見てしまいます。そこには家を焼いて出ていった日付が刻まれていました。それをエドに話すのですが、エドの言葉を聞いているうちにウィンリィは泣いてしまいます。泣かないエド達の変わりに泣くんだと言ったセリフに強がりと優しさが出ていて良いと思いました。
おすすめ。
この巻では後半からエド達の過去編が始まります。エド達が人体錬成をしようとしたきっかけも、錬金術の修行の過程も分かります。無人島に放り込まれたエド達が生き残れるかも気になってしまいます。