感想
主人公は体に桃のかたちがある男の子、桃 太郎。彼はあの有名なおとぎばなし桃太郎の子孫で来るべき鬼の第2波から人々を守るという使命を抱えています。電柱に頭をぶつけたことで臨死体験をし、鋸解地獄の獄長「桃鬼モナカ」に出会います。
彼女はものすごく桃太郎、つまり主人公の先祖を恨んでおり、自分がその子孫であるとばれたら殺されてしまうため、必死で隠し通しますが、逆にモナカに気に入られてしまい、鋸解地獄のメンバーに加えられてしまいます。とにかく登場人物たちがすごくかわいいです。等身が2~3くらいで描かれていることが多いからか本当に丸っこくてかわいいです。
単行本のカバーに「鬼萌え」と書かれていてああうまいなと素直に思いました。でも少し女の子が買うには抵抗があるかな?ってくらい男の子向きのカワイイ絵柄です。
あの有名な物語「桃太郎」はアドリブでも話せてしまうくらい有名ですが、ある番組で実は根拠もなく鬼ヶ島にすんでいる鬼たちを皆殺しにして虐殺しまくり、侵略の限りをつくしたという話と聞いていたのでなんだか複雑な気分になりました。この作品とはあまり関係がないかなと思っていたのですが、主人公の子孫はオス鬼を根絶やしにしてしまったようなのでやっぱり極悪人なんじゃないかなと思いました。昔話って怖いもの多いですね。