ジャンプ部屋ブログ

1994年頃から捨ててないジャンプで何かをしたいです。

スポンサーリンク

世界から猫が消えたなら(川村元気)感想&書評!2015年に、佐藤健さん主演で実写映画化される作品(ネタバレ注意) #小説


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

世界から猫が消えたなら(川村元気 カワムラ ゲンキ)

来年2015年に、佐藤健さん主演で実写映画化される作品です。
猫が大好きな私は、タイトルに引かれ本を買いました。
読み始めて直ぐに、このお話の主人公に衝撃を受けました。
8ページで既に主人公が、「脳腫瘍ステージ4」で余命半年と告げられるところから始まります。

この時点では、可愛そうな話なのかな?と思いましたが、読み進むと、突然、主人公と同じ顔の悪魔が登場するのです。
その悪魔は、悪魔らしくない派手な格好で軽い口調の変なヤツです。
そして、主人公に取引を持ち掛けてきます。
「世界から何か1つ消すことで、あなたの寿命を1日延ばす」と言う取引です。
そして、寿命の日がやってきて、主人公は悪魔の取引にのることになります。
悪魔は、「何消す?」と簡単に言います。
主人公は、悩みながらもテーブルの上にあった、チョコレート菓子を消すことを決めるのですが、悪魔が、それを食べ「こんな美味しいもの消すの?」と言う。
主人公は、悩み始めますが、すかさず悪魔は、「これは消さない。はいっ、別のもの選んで」と勝手に決めてしまいます。
そして悪魔が目を付けたのは、携帯電話。
「それ居る?もう時間ないよ」と急かしてきます。
主人公は、仕方なく携帯電話を選択します。
そうやって、一つ消し、寿命を1日延ばすと言うお話ですが、その中で、自分にとって、何が大事で誰が大切なのか、友達や家族や元恋人へ愛情を確かめていくと言う話です。
実写化されると言うことですが、原作が本当に面白い作品なので、映画が、どんな作品になるのか、とても楽しみです。