「Honey Bitter」10巻
物語の女主人公の珠里は、少し先の未来を見る事ができる予知と人の心のリーディングができるという能力者です。彼女は能力を有効に使う為に探偵事務所で働いています。ある日、事務所の同僚の吏己が殺されてしまう予知夢を見ます。珠里の予知は、放っておけばほぼ的中します。
彼女は動揺して、吏己と室長、事務所の全員に連絡します。室長を中心に、吏己の厳重警護が始まります。室長は元刑事なので独自のコネを持っていて警察にも協力を頼みました。予知はこちらが警戒すれば、阻止する事もできるので皆熱心に取り組みます。しかし、肝心の吏己が自分の命にあまり執着がみられなくて、珠里は戸惑います。事務所には珠里の彼氏の陽太も勤めていますが、別の場所で用事を足していて珠里とは余り会っていません。きつい仕事がずっと続き珠里の疲労も溜まっていき、吏己と話をしている時に倒れてしまいます。吏己の警護の仕事をしている内に、彼氏の陽太よりも吏己の事を強く思うように珠里はなってしまいました。珠里は吏己の事を拒めなくなってしまい、見舞いにきた陽太にもう付き合えないから別れようと切り出した所で、物語は終わります。