HELLSING10巻 衝撃の決着...
HELLSING10巻にして最終巻。
大英帝国の王立国教騎士団「ヘルシング機関」と「ミレニアム」との戦争ががついに決着した。
ミレニアムに寝返ったウォルターと吸血鬼のアーカードとの戦いもよかったが、10巻は吸血鬼セラス・ヴィクトリアとヴェアヴォルフの大尉との勝負が冒頭に来ていたので、その勝負がとても面白く、読む速度が早くなり、すぐ読み終えてしまった。
セラスと大尉の戦いで死んだお気に入りのキャラ、ピップ・ベルナドットも登場しており、決着には感動した。
セラスと大尉の戦いが終わり、ついに少佐とヘルシング家当主であるインテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシングが対面したときの少佐の余裕の表情は見習うべき点でもあった。無敵であったはずのアーカードが少佐の罠にかかってしまい、アーカードが消滅してしまったことに驚いたインテグラの顔は焦っている・驚いている状態を強く表し、負けてしまったのだと思わせるようだった。少佐の難しく、長い台詞は読み込めば興味深いものでもあり、少佐がいかにすごい人物かを思わせてくれる。