カガミガミFILE9「お前がいたから」(岩代俊明)
簡単なあらすじ。
式神協会から新キャラ、皇開斗の登場です。恭介が事務所でマコに慚鬼丸を紹介していると、外から名前を呼ばれます。声の主、開斗と挨拶代わりに戦いますが、二人は式神の名家同士で幼なじみだそう。幼少時、祖父に連れられて嘉神家で修行することになった開斗は、皇家に居場所の無かった自分を受け入れてくれた恭介に今でも恩義を感じているようです。そんな開斗と恭介の二人で、獣狩りの任務にあたります。
面白かったところ、一番好きだったシーンは?
父に認められず俯く開斗の目が完全に死んでます。それとは対照的に明るく天真爛漫な恭介が、当時の開斗にとって大きな心の支えになったのだとよく分かるシーンでした。また、恭介は大きな犬を飼っていたようで、「らしょう丸」と呼んでいます。式神つかいは物体に宿る魂と契約すると説明しているので、この犬の魂が後の羅生丸になるのでしょうか。開斗の式神はナイト・オブ・ヴァーミリオンというチェスの駒で、かっこいいです。
好きなキャラクター、注目した登場人物は?
冒頭で開斗はかなり傲慢そうなキャラに描かれていますが、恭介に対してはその力を認めていたり、信頼していたり、いい奴だということが分かりました。マコの事務所に住む恭介に、家賃もいらないから俺のところに来いと誘いますが、恭介の決心を知るとすぐに引き下がるあたり、二人の間には強い絆があるようです。主人公と歳の近いライバルキャラの登場は熱いです。
次回の展開予想や希望や想像など。
次回は獣狩りの任務を通して幼少時の修行の様子など回想シーンがあると思います。ターゲットとなる獣の魂は新たな式神として仲間になったりするのでしょうか。式神が生まれるメカニズムなどを説明するための展開になると思います。