ものの歩・第24局「美しい棋譜」(池沢春人)
今回の簡単なあらすじ。
岬にも背負うものがあり、自分同様負けられないのだと悟った信歩。信歩が詰ますか、岬が逃げ切るか、ギリギリの一手差の勝負が続く。
竜胆もみなとも、信歩に勝ってほしい、努力は報われるのだと証明してほしいと願い、信歩自身も、自分の努力を信じ将棋を指し続ける。
ギリギリの勝負の中でも楽しむ事を忘れない信歩の姿勢は、ついには岬を美学の呪縛から解き放つのだった。
面白かったところ、一番好きだったシーンは?
今回も印象的なシーンが盛りだくさんで、見どころの多い回でした。
読んでいて最も気持ちよかったのは、やはり竜胆やみなと、そして何より信歩自身が自分の努力を肯定し、自分の努力を信じ、まっすぐ進もうとする一連のシーンです。
自分が勝たなきゃっ…何の為に努力はあるんだっ!!!というこの見開きページの勢いと熱さは、間違いなく今回のハイライトだと思います。
好きなキャラクター、注目した登場人物は?
どのキャラクターも大好きです。
直向きな努力を積み重ねる信歩を心から応援し、その努力を肯定する友人の竜胆やみなと。
そして、何よりも、その努力が報われて欲しいと読者に心から思わせる信歩というキャラクターはとても魅力的だと思います。
次回の展開予想や希望や想像など。
美学の呪縛から解き放たれた岬がどのような将棋を指してくるのか気になります。
また、今回は信歩の「将棋は楽しい」という気持ちがテレパシーの如く岬に伝播したのが印象的で、これは読者にとっても、なぜ十歩が信歩に楽しむことを忘れないでと念を押したのかがわかり、スッキリと納得できました。
努力は何のためにあるのか、という問いに答えるような将棋をさす信歩を応援したいです。
ありがとう寄稿。
かつて80年代に日本の西武ドームで開催されたメタルイベントの中にアンヴィルというメタルバンドが出演していました。そのとき競演したバンドにはボンジョヴィやホワイトスネイクやスコーピオンズなどその後大ヒットを飛ばした早々たるメンツがいました。しかしアンヴィルはその後一体どうしているのか・・・・?
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