「銀魂」65巻:空知 英秋(そらち ひであき)/親子間の行き違いに決着が・・・。
「銀魂」と言えば、もう10年以上続く少年ジャンプでも人気作品なのですが、将軍様暗殺からおちゃらけモードがシリアスになって、ちょっと人気が下がり気味ながらも、次々とそれぞれの間であったわだかまりが解決されていっています。特に、坂田銀時と高杉晋助がずっと抱えていた師匠の死について、ようやく理解しあえたのですが、今回の65巻では、ヒロインの神楽(かぐら)と兄で春雨の幹部になった神威(かむい)の兄妹の長きに渡るわだかまりと、父親である宇宙一最強の宇宙生物バスターの海坊主との確執が坂田銀時含めた万事屋で解決するという方向で話が進みました。
なぜ神威が父親である海坊主をひどく怨む理由や、夜兎族(やとぞく)特有の父親殺しを実行したのかが、今回の65巻ではっきり説明されています。
前巻64でもお母さんが夜兎族の星では生きていけないのに、海坊主が連れてきて病気にさせてしまったことは描かれているのですが、神威が実はお母さん思いで、実のところは、父親の海坊主に対しては腹が立つけれども、そうでもないということが戦いの中で見えてくるというのは、最後は夜兎族の血が覚醒してしまっ、て仕方なく妹の神楽がやっつけてしまうのですが、神威は実はクールで冷たくて、海坊主を父とは認めていないといいながらも、実は父の存在は偉大だったと確信するのが、空知流の〆方だと感じました。最近はおちゃらけモードがないので、寂しいのですが、この巻の帯に「ようやくゴールが見えてきました」とぽろっと書いているので、もしかすると、本当のゴールが近づいているのかもしれません。
ありがとう寄稿。
いや~、凄かったです。面白いというよりかは色々と考えらされた方がいいかもしれません。何ともいえない読後感。虚無感といった方がいいでしょうか。あらすじについてざっと説明しますと、未成年の二人に娘を暴行され殺された父親の復讐の話です。
感想・書評「さまよう刃:東野圭吾」ネタバレ注意・未成年の二人に娘を暴行され殺された父親の復讐の話です(レビュー)。 #読書 - ナカノちゃんねる