アナと雪の女王 ノーカット版(3月4日)
フジテレビ系列で放送された映画「アナと雪の女王」を見ました。
アナ雪といえば、言わずと知れた大ヒット映画。
私も好きな映画の一つで、地上波初放送ということもあり、とても楽しみにしていました。
フジテレビも宣伝にはとても力を入れていましたね。
映画の感想ですが、個人の一見マイナスになるような特性も上手く生かせば長所になる、ということをとてもわかりやすく描いていたと思います。
そして、それができるようになるには理解者の存在が必要不可欠になる。
映画だとフィクションのようにも聞こえますが、実際の世界にも様々な特性(個性)を持った人がいるわけで、中にはその特性のせいで社会生活に支障をきたす場合もあるのかもしれません。
この映画はそんな「様々な特性」を理解する上での、一つのヒントになったような気がしました。
劇中歌もどれも素晴らしかったです。
音楽のひとつひとつが物語と上手くシンクロしていて、各シーンをわかりやすく、そしてインパクトのあるものに仕上げていたと思います。
中でも、やっぱり松たか子の歌うLet it goは圧巻でした。
繊細だけどとても力がこもっていて、この映画の核である歌の力が存分に発揮されていたと思います。
何度見ても感動してしまう、まさに名場面ですね。
歌のシーンで歌詞が表示される演出も良かったです。
と、映画本編はとても良かったのですが、テレビ放送をするにあたって納得できないところもありました。
まずは、ノーカットと謳っていたにもかかわらず、エンディング後のおまけのシーンがカットされていたこと。
映画館で見たときに、爽やかな感動の後のちょっとクスッとさせられるシーンだったので、これがなかったのはちょっと寂しかったです。
そしてもう一つは、エンディングの演出です。
放送当初もネットで賛否が巻き起こっていましたが、自局の番組や違う映画まで持ってくるのはどうかと思いました。
フジテレビは個人的にフィギュアスケートの中継で株を上げていただけに、この余計な演出があったのはとても残念でした。
とはいえ、映画自体の素晴らしさに変わりはありません。
この番組に限らず映画のテレビ放送には物申したいことも色々ありますが、映画の放送はできる限り余計な手を加えず、普通にやってほしいと個人的には思いました。