たそがれたかこ①:入江喜和 バツイチ40代女性の日常話
以前インターネットで少し試し読みをして、内容が気になったので購入しました。
主人公は片岡たかこさんという45歳のバツイチ女性。
少し認知症が入ってきている(もしくは天然?)お母さんが経営するアパートで二人暮らし。
おとなしい性格で仕事場でも周りと深くは馴染めず、無気力に淡々と過ごす日々でした。
そんなある日の夜中、お酒を飲んでふらりと出かけた公園で、飲み屋さんを経営するというおじさんと出会います。そして、また別の日の夜中家で飲み眠りかぶりながら、気まぐれにつけたラジオから流れたアーティストの歌声に励まされ、ファンになります。
この二つの出来事がきっかけとなり、淡々とくたびれた生活を送っていたたかこさんが変わり始めます。
普段飲み屋さんに自分で行くことは無かったのに、行って話をしてみたり、ラジオから流れるアーティストの声にキュンキュンしたり、CDショップに行ってみたり…。
いきなりパッと変わるわけでは無いのですが、少しずつ、明るく元気に変化していくたかこさんを見ていると、自分も何か新しいことをしてみようかなという気持ちになりました。
どんどん若々しくなっていくたかこさんがこれからどうなるのか楽しみです。