ジャンプ部屋ブログ

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みなみけ16巻・桜場コハル「ゆるやかな日常生活がいつも通り描かれた安定さが健在で、安心して読めました」【感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #COMIC


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桜場コハル『みなみけ』16巻。相変わらずの安定した緩さに安心できます。

主人公三姉妹の、特に起伏のない日常を描いただけの漫画が16巻にもなります。しかし変わった事件など起きません。相変わらずのゆるやかな日常生活がいつも通り描かれた安定さが健在で、安心して読めました。強いて言えば、新キャラクターであるリンちゃんの登場が事件といえるかもしれません。一応の注目を集めますが、主人公の南家三姉妹とも相性が良さそうなおっとりした女の子でした。
また、冬馬の兄が主人公の南家を訪問する話で、無駄な緊張感が伺えます。もちろん緊張を要する場面のはずはないものの、失礼のないようにと相手(主人公)を気遣うあまり訪問準備が大掛かりになってゆく様はこっけい。年頃の男子が年上の女子を訪問するときには、過度に気遣いし不器用さが表れてしまうものですね。
更にその他、ミユキちゃんの想像力がフル回転して働いたり、ケイコのへそにまつわる妄想が広がったり、カナのハンカチの臭いを嗅ぐ様子に皆で引いたりなど。いつでも肩の力を抜いて気軽に読めるのが、当シリーズの魅力でしょう。