「恋は雨上がりのように」8巻 眉月じゅん・著
あきらへの恋心を自覚した店長が、夜考えすぎて眠れなくなったりあきらのことを不自然に避けたりしてしまう様子が笑えました。いいおじさんなのに、言動は若者と大差ないんですね。もやもやした気持ちを抱えた店長がジャンクフードを食べに行くシーンが、なんだか象徴的だなと感じました。
胃がもたれるから最近はあまり食べなくなったと言いながらも、学生の頃に戻ったように恋愛話に花を咲かせていて、すごく楽しそうに見えました。
それにしても、店長とあきらは実は相思相愛なわけですが、カップルになるのは最後まで難しいのではないでしょうか。なので続きが予想できない分、どうなってしまうのかとても興味津々です。
そして、ユイちゃんがヘアピンを選ぶのに付き合ったあきらが、こっそり店長と同じヘアトニックを買っていたのが面白かったです。しかもそれをつけてファミレスに出勤して、久保さんに注意されるというのがおかしいですね。でもあきらにしたら大真面目にやっている行動なわけで、色んな恋愛があるのだということをよく表現しているストーリーだなと感心しました。