ジャンプ部屋ブログ

1994年頃から捨ててないジャンプで何かをしたいです。

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「雪花の虎」6巻 東村アキコ・著「分かりやすすぎる登場人物紹介が面白くて笑いました」【感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #COMIC


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出だしの、とっても分かりやすすぎる登場人物紹介が面白くて笑いました。歴史漫画が苦手な人がはたしてこの本を手に取るのかという疑問はさておき、前巻を読んでから時が経つと内容をすっかり忘れているので、読みやすくて助かりました。
さて、順調に出世していく景虎ですが、姉の子どもを抱いてあやしながら「越後のために儂も子を産まねばならぬかのう」と言ったセリフにはドキッとしました。毎月毎月重い生理痛に苦しむのはつらいですね。冗談半分で兄や村上の前に女のかっこうで登場したり、手紙に書かれた美しい文字、頼ってくる者には救いの手を差し伸べる情の深さなど、女性ならではのエピソードがとても印象的でした。
そして、この巻では景虎の兄である晴景の悲しい最期が描かれています。乱世で生きるにはあまりに心優しすぎた晴景。鼓を披露したり花を愛でる姿がよく似合っていた晴景が、いまわの際でまさかあんなことを成し遂げるとはびっくりです。それもこれも、景虎を守りたい一心だったのでしょうね。「草」と呼ばれる隠密集団の暗躍も興味深かったです。