今年もJリーグが閉幕しました。最終節で大逆転が起き、J1のジュビロ磐田が、J2のプレーオフを制した東京Vと昇格プレーオフを戦うことになります。この昇格プレーオフという制度は今年から採用されました。
去年までは、J1の下位3チームとJ2の上位2チーム&プレーオフを制したチームが自動的に入れ替わるシステムだったのです。今回のシステム改正は、不平等だと思います。これまでのJ1の16位チームは問答無用で降格でした。逆に、J2では6位以内に入ってプレーオフさせ制すれば、昇格できたのです。サッカーは激しいスポーツですので、特に疲労が限界に来ているこの時期に余計に1試合多く開催するのは、選手達の選手寿命を削るでしょう。にもかかわらず、今回のルール変更は、建前上、J1チームを守って、世界に通用するリーグへ成長させるのが狙いと言われていますが、実質は、放映権を握った某巨大メディアの意向が大きいといわれています。興行的に当たるからです。プロスポーツはビジネスである以上、お金を動かすことも大事でしょう。ですが、これまでのルールで涙を飲んだチームへの不平等感と選手達の肉体的限界を思うと、疑問を抱かざるを得ません。