AFCアジアカップUAE2019決勝で日本はカタールに1-3で敗戦した。前評判の高くなかったカタールに日本はなぜ敗戦してしまったのか。
それはカタールの作戦勝ちとも言える、カタール選手の流動的な動きによって日本の中盤が混乱をきたしたからである。そして混乱をきたした中でカタールはきっちりと2得点をあげてきたことはカタールの勝利の方程式と言えます。前半はまさに完敗の戦いだった日本は後半立ち上がりから積極的にプレスをかけ、終始日本ペースで試合が運んでいたかのように見えたが、大迫選手頼みの縦パスはしっかりと入るものの決定的な場面は少なく、疲労感漂っていたカタールの守備でも阻まれたのは、完全な日本の決定力不足であると思います。今後もアジア各国の日本対策によって、更なる厳しい戦いが待ち構えていることは目に見えているので、東京オリンピックやワールドカップに向けて、日本封じの対策を講じる各国の戦術を上回るバリエーションに富んだ日本の組織サッカーを完成させなければ今後の勝利は厳しいのではないかと思います。