ベビーシッターによる乳児殺害事件にくぎ付けになりました。
原告と被告による裁判で一つの真相が明かされる度に立場が逆転する展開にハラハラしました。
陪審員全員がベビーシッターを有罪とみなしたことには脅威を感じました。
異国での裁判が厳しいものになるとは分かっていましたが、まさかこれほどまでにあからさまになるとは思っていなかったのでショックです。
もしも自分が冤罪で事件に巻き込まれた場合をと考えるとゾッとしました。
しかし、母国イギリスではベビーシッターを擁護する運動まで巻き起こりよほど複雑な事件だったことが浮き彫りになりました。
最後は裁判官が陪審員の判断を退け過失致死容疑に切り替えたことには力量を感じました。
やはり、感情に任せた素人が陪審員となることには危険だと思い、日本でも裁判員制度が始まったことから慎重に考える必要があるように思いました。