ジャンプ部屋ブログ

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スカム【第2話】【7月9日放送】「リーマンショックによる就職難に焦燥感を抱く主人公」【テレビ感想2019年ネタバレ注意】。 #TV


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リーマンショックによる就職難に焦燥感を抱く主人公に追い討ちをかけるような親族の癌宣告。
就活に行き詰まる若者がいかにして振り込め詐欺に手を染めていくかのプロセスをリアルに描き出した内容でした。
前回、いわゆる“出し子”の仕事を嫌々ながら手伝った折に車で逃走して事故を起こすというヘマをしてしまった主人公がテレアポの研修所に送り込まれます。
そこはまさに地獄。
鬼のような教官の力による支配。
常に怒号が飛び交う殺伐とした状況。
その中で主人公が苦しみながらも自分なりにノウハウを見いだす様子は絶望のなかに一筋の光を見いだしたような不思議な感覚でした。
決して手を染めてはいけない仕事のなかにまるでやる気を見いだすのです。
そうしないと精神が崩壊してしまうような切迫した閉鎖空間は見ているこちらの息もつまりそうでした。
そんな中でも出演者でお笑いキャラ的な役回りを演じる前野朋哉さんの存在が光りました。
とにかく殺伐とした絵面の中でも彼はどこか人間味あふれる演技で物語に潤いを与えてくれます。
彼の存在がなければストーリーの緩急もなくなるような気さえします。
次回以降、テレアポ研修を生き残った彼らに妙な仲間意識が生まれ、犯行に至る心の変化に注目したいです。