ジャンプ部屋ブログ

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娘入り箱(西尾維新×暁月あきら)感想&あらすじ・確定ネタバレ注意!不良がイイことをして周りから過剰に褒められるのは…週刊少年ジャンプ感想49号2014年


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娘入り箱(西尾維新×暁月あきら)素直な不良物語

まず暁月あきらさんの絵が好きなので、めだかボックスから久々のジャンプ登場を嬉しく思う。
表紙を見た瞬間に、「善吉ちゃん髪が伸びたのか?」と思ってしまったが、不良な主人公なだけだった。そういえば善吉ちゃんは眉が太かった。目の下の隈が不良っぽいんですよね!
宇宙人の娘が入った段ボール箱という話だが、娘を拾うだけでなく段ボールごと持って帰った兵太郎がすごくイイ奴だ。雨も降っているわけだし、娘だけ連れて帰った方が楽だったろうに。かぐや姫のおじいさんだって、竹ごと持って帰ったわけじゃあるまい。

結果として、娘の段ボール箱が幸せをもたらすから、幸運を引き寄せた不良ボーイだ。
喋れない娘を見て、平太郎が娘の親に思いを馳せるあたりが、個人的にはすごく好きだ。兵太郎も親に邪険に扱われているからということだが、「育児放棄だな」とそのまま受け入れてしまうところが、なんと純粋な不良だろうかと。わりと騙されやすいタイプだと思う。1回くらいは押し売りに負けて新聞取ってそうだ。
重要なテーマの一つ、不良がイイことをして周りから過剰に褒められるのはむかつくかという点だが、兵太郎は行動が不良ではないのでむかつかない。どちらかといえば、クビムラさんの方が日頃はものすごく悪い人なのではないかと思う。目的のものがいなければ部屋を燃やして帰るくらいの極悪人に見えた。しかし今回クビムラさんは、見せつけるように、手荒なことはせずそのまま帰った。その部分だけでイイ奴に見えてしまったのだから、むしろクビムラさんの方に私は少々むかついた。ホントは極悪エリートのくせにキザな野郎だ!
娘が成長して嫁になりに帰ってくるところは普通。だが、1年ほどで幼児がお嬢さんって・・・元々見かけよりも歳いってたんじゃないだろうか。いや、確実にいってると思う。その上長生きするんでしょう?・・・ちょっと心配だけど、この2人幸せになれるといいね。。
シュレディンガーと猫と箱と、関わりある用語の使い方が2度目以降読んだときに楽しい。西尾維新さんはこういうとこ好きだ。
めだかボックスの時も思ったが、やはりスピード感があり、ストーリーがさくさくと頭に入ってきて、抜けていって、スッキリする、この作絵のコンビが最高に好きだ。