「卑怯者の島」小林よしのり戦後80周年に思いをはせて読む。
本作は太平洋戦争時のペリリュー島の戦いをモデルにしたフィクションです。前半は既に廃刊となっている雑誌「わしズム」に2007年から2009年にかけて連載され、後半は2015年になってから書き下ろされたものです。アメリカとの圧倒的な戦力の差を目の当たりにしながら戦い続ける日本兵の一人の若者が主人公になっています。著者の小林よしのり氏は戦後生まれで戦争体験がないのにもかかわらず、この本には不思議なリアリティがあります。
私達が教えられてきた教科書的な日本兵は「天皇陛下万歳」や「御国の為に」というような軍国主義のイメージがありますが、本作に出てくる日本兵の姿はただひたすら目の前の戦闘に没頭し、死んでいきます。殺し殺されるぎりぎりの状況が続く中では大義名分は意味を持たないのです。戦争を描いた作品は古今東西数多くありますが、火だるまになる兵隊やバラバラに吹き飛ぶ肉片など、漫画でなければ表現できない凄惨な場面が読む者の心に戦争とは何かずっしりと伝えてきます。戦時中は敬意をはらわれていた軍人が戦後の日本で悪者のように扱われ始め、主人公の「俺の日本を失ってしまった」というセリフが印象的でした。タイトルにある「卑怯者」とは戦地で生き残った主人公だけでなく、戦後手のひらを反してアメリカに媚びるようになった日本の姿も示唆しています。戦後80周年を迎える節目に読んで良かったと思います。
ありがとう寄稿(マンガ感想記事)。
かなり感動する内容にもなってくるのです。仙太郎の寂しさがかなり共感出来るのではないかと感じるものです。
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