4月10日22時~22時25分 グレーテルのかまど「女帝マリア・テレジアのミルクのシュトゥルーデル」
今回のネタは、古いパンを詰め物にリサイクルしたオーストラリアのパイ菓子。
粉から記事へ、パンからペーストへ。食材が形を変えていく、お菓子作りの楽しさが凝縮された神回。パイ生地を極薄にのばす場面で、ヘンゼル=瀬戸康史の技巧が光る。一段と手が込んだお菓子が食べられる「姉ちゃん」がうらやましい。
今回は、家庭で作るにはハードルが高いので、物語としてマリア・テレジアの人生を掘り下げ、教養番組として楽しめる構成が良かったです。歴史好きの親父と後で語れたのも良かった。
先週は娘・マリーアントワネットに関してシンプルな焼き菓子・クグロフを取り上げていました。母の節約料理と好対照をなしており、この番組編成は見事。
これを機に、本邦でも知名度が上がって、提供してくれる店が増えてくれないかな。