ワンパンマン 14巻 原作:ONE 漫画:村田雄介 達人対怪人の格闘バトルに注目!
前巻で謎の怪人がスーパーファイト開会式に乱入してきたところで終わりましたが、その正体は第1回スーパーファイトの優勝者であるゴウケツでした。スーパーファイト参加者たちに怪人になり仲間になることを要求するゴウケツに対して追従する格闘家が続出する中、スイリューは決勝戦の憂さ晴らしとして元格闘家の怪人たちに戦いを挑みます。
怪人たちを次々に撃破し、とうとうゴウケツに挑むスイリューですが、その繰り出す技のすべてが通用しませんでした。絶体絶命でスイリューが助けを呼ぶ中、サイタマが駆けつけます。そしてサイタマは新たに怪人になったバクザンも、恐ろしいまでの強さを見せたゴウケツも結局いつものように一撃で倒してしまうのでした。決勝戦でのサイタマとの戦いではイマイチはっきりしなかったスイリューの強さですが、今回の怪人との戦いを見る限りA級からS級下位くらいの力はありそうです。ただ決勝戦での言動から予想されたように、自分よりも強い相手では体以上に心のほうがやられてしまいました。そのあたり、一度は一蹴されても再度戦いを挑んだ果敢に挑んだイナズマックスとスネックとは違いました。思い返してみても、敵に敗れたヒーローは多いですが特にB級以上で敗北を理由として引退した者はいなかったように思います。そのあたりがヒーローにとって最も必要な要素かもしれません。