あまりにも強烈な個性を持つボクシング協会会長山根明氏の言動が注目されているが、これまで彼を盛り立ててきた取り巻き連中、具体的には協会役員達の所業についてもきちんと調査のメスを入れなければならない。
改革派が動議書を提出してこれまでの協会の悪行を明らかにしており、今後、第三者委員会が動議書の内容を精査して行くことになるであろうが、どの程度掘り下げた調査が行われるのかが気になるところである。恐らく、山根会長と協会役員は全員退陣することになると思われるが、今後の組織作りは誰を中心としてどのようなプロセスで行われるかも重要になってくる。可能であれば、協会組織はボクシング関係者だけではなく、経営感覚を持ったプロの経営者を中心にして、なれ合いの組織ではなく経営的な視点から合理的な運営をして欲しい。