感想
感染系ホラーの大人気作になりました、アイアムアヒーロー。冴えない主人公鈴木英雄がかなりぎりぎりのところで「ZQN」と呼ばれるゾンビと攻防する様がいつもすごくどきどきして恐ろしくなります。ポツリポツリと生存者がいるのですがその人たちもあっという間に噛みつかれて感染していってしまいます。
唯一殺すことが出来るのは頭部の破壊か、首と胴体を切断すること。結局女2人の男1人の3人での逃避行になるのですが、それも長くはもたないんだろうなと切ない気持になります。逃避行をするときの最初の方で妊婦のZQNが出てくるのですが、生前の記憶があるのか肉体が行動しているだけなのかお腹を守るような体制をとって力尽きて行きました。この作品で怖いと感じるのは、次のコマでいきなり現れたり音もなく絶望や恐怖が寄ってきていることです。そうして噛みつかれたらそれでもう終わり。その噛みつかれた人たちの最後のふり絞りで助かってきた主人公ですが、あのままラッキーが続くようには思えません。同行者3人のうち誰かが没落するような気がしてならないです。どうしてこのような事態になったのかは明らかになっていませんが少しずつ何かが変わっていっているので今後どうなるか非常に楽しみです。