ジャンプ部屋ブログ

1994年頃から捨ててないジャンプで何かをしたいです。

スポンサーリンク

みゆき(あだち充)最終回・結末感想ネタバレ注意!あらすじ・父のいるフィリピンで結婚式をあげたことは…。 #漫画


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

みゆき…泣ける最終回!他に見たことない最終回!ぜひご一読を

まず、紛らわしいので鹿島みゆきは「鹿島さん」、妹の若松みゆきは「みゆき」と書くことをことわっておきます。
ご存知のとおり主人公若松真人は、鹿島さんとみゆきの間をフラフラ。みゆきとの約束のために鹿島さんからの誘いも断るくらい。そんな中幼馴染のサッカー選手沢田 優一が現れます。彼は幼馴染ということで、真人の勧めで若松家に同居し始めます。しかしみゆきを好きになってしまい、若松家から出、改めてみゆきにプロポーズすることになります。

将来を約束された美男のサッカー選手。断る理由はありません。真人もみゆきもその話をのむことになります。「兄妹どうしで実は好きなんです!」とは言えませんからね。
そして披露宴当日がきます。ここで鹿島さんは噂話を聞いてしまいます。「新婦さん(みゆき)て、血がつながっていない戸籍だけの兄妹なんですって!」「えーほんと」「お兄さんはご存じなんですけど、妹さんはどうなのかしら。もっとも婚姻届を出す時にわかってしまうけど」。鹿島さんがどう思ったかは言葉にされていません。驚いた瞳とパンプスが象徴しているようです。
披露宴がはじまります。宴もたけなわとなり、新婦の親族代表(父親の代わり)に真人は祝辞を述べます。昔、妹と知らずナンパした話しなど色々。ところがしばらくすると、会場がざわつきはじめます。なぜか。真人が泣きだしたからです。かなり激しく。「俺、2人母親を亡くしています。なぜでしょう。今、その時と全く同じ気持ちです。俺が失うのはみゆきなんです!」鹿島さんはの顔のは、すべてを悟ったようでした。沢田 優一は、うすうす気づいていたようです。そもそも結婚式を後回しにして、披露宴ですから。
真人の涙の告白も感動的ですが、本当に感動するのはこの後です。これはあらすじ紹介では書けない、漫画のすごさ。あだち充のすごさだと思います。
古いアルバムの中に 隠れて思い出がいっぱい 無邪気な笑顔の下の日付は はるかなメモリー…そうH2Oの「思い出がいっぱい」です。アニメみゆきのエンディングテーマ曲。ヒットしましたね。その歌詞が漫画に書かれています。景色のコマメインに。
大人の階段登る 君はまだシンデレラさ 幸せは誰かがきっと 運んでくれると信じてるね 少女だったといつの日か 振り向く日がくるのさ…登場するのが鹿島さん。鹿島さんは北海道に一人旅に来ています。失恋をいやすため。最終回は鹿島さんへのオマージュですね。この歌も鹿島さんのために最初から作られていたかのようです。「思い出がいっぱい」が漫画にピタリとはまっているのがすごいです。鹿島さんのセリフはありません。鹿島さんの気持ちがすべてこの歌に託されています。途中、沢田 優一と偶然再会するのできっと、鹿島さんも幸せになれたのではないでしょうか。笑っているのが描かれています。
みゆきと真人が、父のいるフィリピンで結婚式をあげたことは、鹿島さんの両親のセリフで知らされます。
歌の歌詞、元々それ用に作られていない上、おまけにアニメの歌だったものを、あんなに感動的に最終回に使えるでしょうか。すごいです。鹿島さんはほんとにセリフがないです。とても感動的な最終回なので、あらすじではわかりませんので読んでみてください。実は現在、私はみゆきの漫画を所持していません。しかしコマ割りや印象深いセリフはよく覚えています。とくに最後の方。最終回は忘れられないです。