「高台家の人々」3巻 森本梢子・著
「一生、君と一緒にいたいと思っている」と言って木絵にプロポーズした光正。夢のような展開に幸せな木絵ですが、イギリスから帰国した光正の母、由布子に呼び出されて結婚を大反対されてしまいます。打ちのめされた木絵は、何も知らない光正に一方的に別れを切り出します。もう会わないなんて簡単に言わないでほしいと言う光正ですが、由布子を無視して結婚などできないと思う木絵。
そこで仲裁をお願いした祖母アンが日本にやってきます。木絵の妄想を目の当たりにして大爆笑するアンが、おちゃめでかわいらしくて良かったです。そして由布子をうまく操縦して結婚話を前向きに進めてみせたのには、さすがだなと感心しました。また会社生活における光正の苦悩が描かれている話は、一番印象深かったです。社内で渦巻いている色々な人の思惑がどんどん頭の中に流れこんでくるのは、相当に疲れるしつらいだろうなと想像します。そんな光正の心を癒せる唯一無二の存在である木絵。木絵に出会えて本当によかったと心底思う光正を見て、なんだか胸がいっぱいになりました。
ありがとう寄稿(マンガ感想記事)。
義理の姉弟ということになるので、主人公茅乃の悩みは尽きませんが猛の男らしさがサラッと救ってくれる気持ちのいい漫画です。
悪魔で候10巻(高梨みつば)感想ネタバレ注意・上条くん、カッコいいはずなのにちょっと面白くて可哀想な彼が…。 - 面白い漫画を教えてください。