「赤髪の白雪姫」12巻 あきづき空太・著
イザナ王子宛てに陛下から書状が届き、王位を渡しに戻ることがしたためられていました。陛下は立派な威厳のある父王なのだろうと想像していましたが、イザナとゼンの母にあたる女王だったのは意外でした。イザナの戴冠式の準備が進む中、ゼンは白雪にタンバルンのラジ王子の案内役を任せることにします。そして迎えた式当日、迎えに出た白雪を見てラジが思わず目に涙を浮かべたのには、笑ってはいけないと思いつつもつい笑ってしまいました。
大役を果たした白雪は、ゼンにとって特別な存在だということを王城の皆に知らしめることとなったので、また一歩前進できてよかったなと思いました。即位と同時に婚約したイザナですが、お相手はハキだったんですね。以前リリアスの話で登場した際にもしかしてと思っていたので、予想が当たってうれしかったです。そして新王となって新たな動きのある中、白雪はリュウとともに王城を出てリリアスに移ることが明らかになります。予想していなかった急展開で驚きました。
ありがとう寄稿。
あっという間に読み終え、その出来の素晴らしさ故、読んだことに満足し、その内容の悲しさに読んだことを後悔しました。
感想・書評「数えずの井戸/京極夏彦」ネタバレ注意・もとネタは怪談の番町皿屋敷(レビュー)。 #読書 - みんなの政治経済ブログ。