「ハンターハンター34巻」冨樫義博 ヒソカVSクロロ
約1年ぶりの新刊であるハンターハンター34巻。やはり見所はヒソカとクロロの勝負です。この漫画で凄いなぁと思うところの一つは、設定がよく考えられているところ(まぁ不定期連載だから考える時間がいっぱいあるのかな)で、念能力の奥深さがもろに戦闘に反映されています。
冨樫特有の緻密な念能力バトルの設定、戦いなのに文字数が多いところが煩わしくもあり面白くもあります。ただそれだけではなく魅せるシーンではしっかり魅せている描写力の凄さも相変わらずです。また巻末の作者コメントにも書いていましたが、「100%勝つと言う奴は大抵負けるので、ホントに勝たせました」的なこだわりのたった戦いでした。言われてみると確かに100%勝つって言って勝つやついないな(笑)。少し余談ですが、漫画のバトルシーンで相手に攻撃し終わった後、「やったか!?」と言うけれど、それでやった試しはホントないな。いつかやったか!?といってホントにやっつけられたバトルを見てみたい。